モナさんが来るまで
我が家に初めて迎えた猫がモナさんです。
彼女は、”NPO法人ポチたま会”に母猫、兄弟猫と一緒に保護されました。
母猫が白血病キャリアだった為、子猫たちの陰性が確定するまで隔離され
一匹でケージ内で過ごしていたようです。
そしてエイズも白血病も陰性と確定し、諸々の処置も受けていざ譲渡会デビューとなったとき
膀胱炎になってしまいデビューは延期に。
その後も不妊手術、風邪、ストルバイト尿症、風邪と立て続けに病院通いと養生で時が過ぎ
月齢9ヶ月になっていました。
その間もHPで紹介されてはいましたがお話はなかったようです。
あれは1月のとっても寒い日でした。HPでずっと見続けていた子に会えるかな?会えるといいなくらいの気持ちで譲渡会に行ってみると、、、
いた!!あの子だ!!私は紹介写真がぶら下がっているケージにいそいそと近づきました。
がしかし、当の本人がいません。すでに家族が決まったのかも、、、意気消沈でケージを見ると
ふかふか毛布がモゾっと動いたような。
寒さなのか人見知りなのか、毛布に潜り込んで出てくる気配がありません。
周りにいた方々も”この子顔を見せてくれないね〜”と言いながら通り過ぎて行きます。
すると何を思ったか、ケージに指先を近づけじっと待つとーちゃん。
え〜〜っと、何してるの?と尋ねようとした時、彼女が少しだけ顔を出しました。
そして指先をクンっと嗅ぎ、顔をチラッと見てから毛布の中へ引っ込んでいきました。
その間数秒、え?今え?と唖然としている私を尻目に
”うん。この子にしよう”係の方のもとへ行くとーちゃん。
その後トントン拍子で話が進み、1週間後にはお迎えする運びとなりました。
”1週間で諸々の準備なんてできるの?” ”通販で買えば余裕だよ”
”私ちゃんと顔見てない!!” ”HPで見てたでしょ”
”ブログで保護された時からずっと追いかけてたのに” ”だから決めたんでしょ”
などと意味のあるような無いような会話をぐだぐだ続けながらの帰宅。
だって、悩み続けて猫を飼うと決めてから、彼女を見つけ日々の成長をブログで追い続けたのは、私であり
彼女を我が家にお迎えできたなら、そう期待と妄想で胸踊らせていたのも、私であり
なのに、念願の譲渡会で、一瞬でも触れ合ったのは、私ではなくとーちゃん!納得できない!!
ようするに、相手にされなかったことに対するショックと妬みですね、はい。
まぁ、そんなこんなで準備万端その日を迎えるのですが、その話は次回ということで。