まさかの突発性膀胱炎
モナさんとの生活にも慣れ始めペースを掴みかけた頃、それは起こりました。
譲渡前ストルバイト結晶を患った事のあるモナさんなので、定期的に尿検査をしてもらっていたのですが
”pH値が少し高いし血が混じってるね”と先生に言われたのです。
えっ!?と驚く私に、トイレ中の様子はどうかな?何回ぐらい?普段の様子は?食欲はある?など
判断するために必要な質問を的確に投げかける先生。
いっぽう健康だと信じて疑ってもいなかった私は、パニックに陥りしどろもどろの体たらく。
それでもじっくり話を聞いてくださって 、潜血も少ないし結晶も無いので1週間様子を見て再検査ということになりました。
ご飯は食べている、尿の色も赤くない、トイレ中の様子に変わったところも見られない
普段通り元気に遊んでいるし大丈夫と自分自身に言い聞かせながらも不安な1週間を過ごしました。
そして再検査の結果、突発性膀胱炎だと診断されました。
”尿石や細菌などが原因ではない膀胱炎で、何度もトイレにいったり、血尿が出たりします”
”先生、原因はなんでしょうか?”と尋ねた私に
”う〜ん、そうですね〜、まぁよく言われるのはストレスですね”
ストレス(絶句、、、)原因はストレス(再度絶句、、、)
あんなにストレスには気をつけていたのに、それなのに、、、かーちゃんショック状態です。
さらに”お薬は大丈夫ですか?飲ませたことは?”
”無いです!保護主さんからレクチャーを受けましたが、、、”
口開けて喉の奥にポイっとなんて、レベル高すぎて私には無理なわけで、さらにストレスを与えかねない。
困惑する私に、”投薬用のちゅーるがありますよ、使ってみますか?”と先生。”ぜひ!!お願いします。”
”餌も療法食に変えましょう。薬は1週間分出しますから飲みきったら尿検査します”
”お水はしっかり飲ませてください。あとはストレスの原因となるものを取り除いてあげてください。”
はい、わかりました。そう言うのがやっとのかーちゃんでした。
ストレスの原因、、、トイレ掃除、餌や水の準備、誤飲しないよう部屋の掃除は欠かさない。
そうやってモナさんが気持ちよく過ごせるようにと、頑張ってきたつもりだった。
要求鳴きに悩まされ、もうダメ!やってられないと言う自身をなだめながら、、、それなのに。
でもそうか、それって、私だけじゃなくモナさんもなんだね。
知らない場所で知らない人に囲まれ不安と恐怖に苛まれ
ネコ飼い初心者の痒い所に全く手が届かないお世話をされ、訴えて鳴いてもわかってくれない。
そのうえ大きな溜息やイライラとした不穏な空気を感じ取って、ストレスはたまる一方で
そりゃあ、、、膀胱炎にもなるよね、、、。
ごめんね、、、気づいてあげられなくて、、、しんどかったよね、本当にごめんなさい。
半べそをかきながら、薬とチュールを握りしめ、モナさんが待つ家へと急ぐかーちゃんなのでした。